平成三十一年四月の便り

四月(卯月)
 琵琶湖周辺の山々の雪も解け始め水位も少し上がってきました。この様な中、三月には春を呼ぶ「湖開き」の行事が行われました。四月に入り吹く風も春を呼ぶ暖かい風に変わり、気温も少しずつ上がっていき桜の開花も早まっていく様な感じがします。滋賀県の桜の名所に石山寺、三井寺、海津大崎、彦根城と多くありますが琵琶湖周囲約二百三十キロも桜いっぱいの素晴らしい眺めです。
 また琵琶湖で捕れる魚も春の魚として氷魚(鮎の稚魚)の釜揚げや小鮎、本もろこ、琵琶鱒(琵琶湖固有魚)いさだ(琵琶湖固有魚)など美味しい魚が出始めます。
 また四月は会社も新入社員を迎え、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学校等の入園、入学式が行われ新しい人生の始まりの時期でもあります。調理師専門学校でも多くの知識や技術をこれから学んでいこうとする方々が入学され、私も教える立場として調理の基本をしっかり伝えていきたいと思っています。皆さんも桜や美しい花を見、山菜を摘み、美味しい料理を作り、美味しく頂き、春を充分に楽しんでください。





●先付 木の芽和え 筍・紋甲烏賊・独活 器・・灰釉輪花小鉢

 平成三十一年三月の便り

三月(弥生)
 春らしい暖かい日差しを感じる日があるかと思うとまた冬に戻ったかの様な寒さになり、三寒四温の気候そのものです。長い冬を過ごし暖かくなる季節を願い「三寒四温」、「暑さ寒さも彼岸まで」などと言われ、春の訪れを表している言葉だなぁと思っています。
 三月三日は桃の節句、ひなまつりと言われ、ひな人形を飾り幼女の成長を願う行事でもあります。
また、春は芽吹く季節でもあります。木の芽、タラの芽、こごみ、ふきのとう、ウド、ワラビ等がありますが、この他にも各地の特産品として数多くの春の食を楽しませてくれる山菜や野菜類も沢山あります。
 また魚類、貝類も豊富になり、桜鯛、サヨリ、イイダコ、ホタルイカ、赤貝、蛤と見た目にも美しく食して美味しい食材のオンパレードです。琵琶湖でも暖かくなりますと鮎の稚魚「氷魚漁」が盛んになり美味しい春の味を届けてくれます。
春は心も身体も晴れやかになりますので、存分に春の味覚を満喫しましょう。





●向付 鯛薄作り ひき皮・縒り人参・縒り独活・卸し大根・軸三つ葉・ぽん酢 器・・晴海波高台向付
●前汁 芽芋・土筆・板蕨・桜花 器・・・吉野絵吸物椀

平成三十一年二月の便り

二月(如月)
 平成三十一年も早や二月となりました。今年の近畿は例年よりも少し暖かく感じられます。
二月三日は「節分」で各地方では様々な行事が行われますが、私方の行事の一つとして福豆を年齢より一つ多く食べると厄除けになると言われていて、必ず福豆を年齢より一つ多く食べる習わしがあります。
また、暦の上では二月四日は立春となっています。春も目の前に感じる頃となりますが、実際にはまだ寒い日が沢山あります。春近しよは言うもののまだまだ鍋料理はおいしく頂け身体も心も温まります。
 二月十四日は「聖バレンタインデー」欧米では女性から男性にプロポーズしてもいいと言う風習があるそうで、日本でもその風習が伝わり男性への愛の表現として「チョコレート」を渡すという風習に代わり「チョコレート」の販売がとても盛んになっています。
 二月十一日は「建国記念日」として祝日となっています。歴史的な事は分かりませんが日本国民として国家の生誕を祝いたいと思います。




●甘海老 小せん長芋 防風 針打南瓜 割醤油 器・・朱巻扇面向付
●寒鮒子まぶし 莫大海 水前寺海苔 芥子酢味噌 器・・金襴手雲錦皿
●鮃包み作り 卸し丸芋 洗い葱 紅葉卸し ぽん酢 器・・詩山水扇面向付

 平成三十一年一月の便り

一月(睦月)
 平成三十一年の門出にあたり会員の皆様、関係各位の皆様におかれましてはお健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。平素より滋賀一料調理士紹介所 料理研究・翔料会に対しまして格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 今年は平成から元号が新しくなる年でもあります。どの様な元号になるのかと楽しみにしています。また十二支の中の猪の年になります。よく猪突猛進と言い色んな解釈がある中、良い意味でもわき目もふらず一心に決めた事を前に向かって進んで行くと、前向きな言葉で理解したいと思います。
 料理を通じて調理士の生活の安定m資質向上、地域産業の活性化等に多くの皆様方のご指導ご協力を仰ぎ本年も健康に留意し邁進致したいと思って居ります。多くの皆様方のご期待に添える様努力致して参ります。
そして皆々様のご健勝ご多幸ご繁栄をご祈念申し上げ、新年のご挨拶と致します。




●向付 伊勢海老 器・・刷毛目志野

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